こんにちは。つながる占い師の紫月(しづき)です。
占いといえば星占い、姓名判断、水晶占いなど色々な占術が思い浮かびます。中でもタロット占いは神秘的な魅力を持ちながらも手軽に受けられる占術の一つです。
タロット占いは古代から現代まで多くの人々に愛されてきました。日々の悩みや未来の指針を示す方法として、多くの場面で使われています。
今回は、タロット占いの歴史から、占いの仕組み、占いの方法や浄化までを徹底解説します!
1.タロット占いについて
タロット占いの概要と歴史について説明します。
・タロット占いとは?
タロット占いは、古代から現代まで続く神秘的で奥深い占い方法です。
占い方はタロットカードを用いて、質問者の過去、現在、未来についてメッセージを読み取ることを目的としています。
さらに、自分の心や潜在意識(無意識)の気持ちを探り、現在の状況や自分の考え方を深く理解するために使われています。
カードの意味や象徴からインスピレーションを得て、自分の悩みや課題に対して新しい視点を見つけられます。そのため、自己理解や心の整理、物事の客観的な見方を助けてくれるものでもあります。
・タロット占いの魅力
タロット占いの最大の魅力は、カードが無限の解釈を与えてくれるところです。
それぞれのカードに描かれた象徴が持つメッセージは、私たち占い師の直感や解釈によって異なり、占い師の状況に応じたユニークな意味が浮かび上がります。
・タロットカードの歴史
タロットカードの起源は諸説ありますが、14世紀のヨーロッパで「遊戯」として始まり、のちに占いへと発展したと言われています。エジプトや古代ローマの秘儀と関連づけられることも多く、歴史的に神秘的なイメージが強まっていきました。
現在の形で知られるタロットカードが誕生したのは18世紀以降で、そこから占い道具としての地位を確立しています。
2.タロットカードの種類と構成
タロット占いをするには必要不可欠なタロットカード。メジャーなものから新しいものまで種類は様々です。続いてはこのタロットカードについていくつかご紹介します。
・ライダー版タロット
現在最も広く使われているスタンダードなタロットです。紫月もライダー版を使用しています。
このカードは、タロット占いの初心者からプロまで幅広く親しまれており、その象徴性と使いやすさから、現代のタロット占いの基礎を築いたデッキと言えます。
・トート版タロット
トート版タロットとは他のタロットと異なり、カードの名前や構成が独自の者にアレンジされています。特に色彩豊かで芸術的なイラストと、カードごとに異なる象徴が施されているため、カードを見た瞬間にインスピレーションが湧きやすく、視覚的にも強いインパクトがあります。
トート版タロットを使う人は、精神的な探求心や学びへの意欲が強い人が多く、神秘的な知識や哲学に興味を持ち、直感力と知識を両立させたリーディングを楽しむ傾向があります。独自のスタイルを大切にし、アートやデザインにも感受性が高い人に適しています。
・マルセイユ版タロット
シンプルで素朴なデザインが特徴で、シンボルや絵が少ないため、色や形から直感的にカードを読み取るスタイルに向いています。
マルセイユ版タロットを使う人は、直感的でシンプルなリーディングをします。カードのシンボルに深く向き合いながら、実用的で現実的なアドバイスを求めることが多く、自己探求や内面的な成長を楽しむタイプ向けです。緻密なテクニックや象徴に興味を持ち、視覚的な美しさよりもその深い意味に焦点を当てる傾向があります。
・進化を続けるタロット
近頃は中国の古代哲学である易経(イーチン)とタロットを組み合わせたイーチンタロット、特定のテーマやコンセプトに特化したルシャナルータロットなど、現在もタロットはどんどん進化を遂げています。
それはタロットが柔軟性と象徴性を兼ね備えているからです。
時代や文化、個々のニーズに応じて変化することで、タロットは常に新しい価値を提供し続けています。この進化は、タロットが単なる占い道具ではなく、個人や社会の成長を支える普遍的なツールであることを示しています。
3.タロットカードの構成
タロットカードは大きく「大アルカナ」と「小アルカナ」の2つに分けられます。アルカナとはラテン語で「秘密」や「神秘」を意味します。
こちらでは紫月が使用しているライダー版タロットのそれぞれのアルカナについて詳しく説明しますね。
・大アルカナ
大アルカナは22枚のカードで構成しています。小アルカナよりも大アルカナの方が重要な意味を持つため、鑑定をした際に大アルカナが出れば、まず私たち占い師はそこに注目します。
絵柄は人生の大きなテーマや運命的な出来事、精神的な学びが描かれており、それを読み取って(リーディング)あなたにお伝えします。
また、大アルカナはあなたの人生における重要な変化や、重要な局面を示唆することが多く、本の見出しをイメージすると分かりやすくなります。
・小アルカナ
小アルカナは56枚のカードで構成されており、更に14枚ずつ「棒(ワンド)」「聖杯(カップ)」「剣(ソード)」「金貨(ペンタクル)」のスート(種類)に分けられています。これらは火、水、風、地と、この世のものを創る四元素にカテゴライズされます。
これらのスートはそれぞれエース~10の絵札・数札(コートカード)、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの人物札(ヌーメラルカード)に分けられます。
小アルカナは日常生活の中での出来事や感情、状況を表現することから、本の見出しをイメージすると良いでしょう。
4.タロット占いに必要なものと手順
ここでは基本的な占いの手順をご紹介します。占い師や本によって若干異なる場合がありますが、あなたに合う手順で行いましょう。
・準備するもの
タロット占いをする上で次のものを用意しましょう。
- タロットカード
- クロス
タロットカードが傷ついたり汚れるのを防ぐ役割があります。また、カード特有の空間を作り出す働きもしており、集中してリーディングをします。 - セージ、ホワイトセージ、水晶
カードや空間の浄化をする際に使用します。
カードが疲れていると感じた時、なんだか部屋が重苦しいと感じた時などに、セージのインセンス(お香)を焚いてカードをくぐらせると浄化の効果があります。
また、水晶の上に置くことでカードが持つ邪悪なものを吸い取らせる効果も期待できます。
その他に月の光を浴びせて浄化すると、浄化の方法も多々あります。あなたができる浄化方法でカードを労ってください。
・占いの手順
手順は次の通りです。
- 占いたい内容を具体的に絞る。
- 質問方法に合ったスプレッド(展開方法)を選択し、カードをシャッフルします。シャッフルはクロスの上にカードを広げて両手で時計回りに回しながら混ぜる。
- カードをまとめ、3つの山に分ける
- 真ん中→左→右の順で山を1つにまとめる
- 選択したスプレッドに合わせてカードを並べて展開する
- リーディングをはじめる
5.まとめ:知れば知るほど奥深くハマっていくのがタロット占い
いかがでしたか?タロット占いの奥深さに魅了されたことでしょう。
カード一枚一枚には無限の解釈があり、使い方次第で人生のあらゆる側面に光が当たります。
占いの世界に足を踏み入れると、自己発見や心の癒し、未来の予測に加えて、直感力や洞察力も養われます。
霊感など特別な力を持たなくてもできるタロット占いは単なる占いにとどまらず、精神的成長や人生を豊かにするための道具として活用しましょう。